木村太郎

移住者インタビュー

移住者木村太郎さん
水口町 城内
地域マーケティングプランナー
キャンプ、釣り、サウナ
甲賀市へUターン移住した理由は?

昔から自然の中で遊ぶことや、田舎の人付き合いが好きだったからです。
甲賀市の良いところは、「丁度よい市街地」と「豊かな自然」が非常に近い距離で共存していることです。のどかな自然を感じながらも、生活するうえで必要なものは大体何でもすぐ揃う距離にお店があって便利な地域が多いです。

あと、「よくある田舎の悪いイメージ」にあるような “過干渉してくるご近所さん” があまりいないような気がします(笑)
移住者や転勤族が珍しくない地域も多いからか、排他的な雰囲気は感じたことがないです。適度な心地よい距離感というか、人付き合いを大切にしている人は多いけど強要はしない。

来る者拒まず、去る者も応援し、戻ってきたらまた温かく仲間に迎え入れる。
そんな地域性な気がします。

住居はどのように探しましたか?

僕の場合、大阪で出会った妻と一緒に戻ってきたので「実家に住む」という選択肢は考えておらず、普通に大手の賃貸サイトから探しました。

都会と比べて顕著に感じたのは、戸建て賃貸の多さと価格の手頃さ。マンションやアパートもありますが、古民家や戸建て物件がすごく安く借りれることが魅力的でした。

僕がいま住んでいる物件は2階建ての戸建て賃貸で、内装フルリノベーション&オール電化&家の敷地内に車も停められる広さなのに、大阪時代の2人暮らしのマンションよりも賃料が安いんです!マンションと違って上下左右の隣人に気を使わず暮らせて、非常に今の生活を気に入っています。

甲賀市へ戻ってくるまでの経緯を聞かせてください。

大阪にいたときはweb広告専門の広告代理店に勤めていました。仕事は大変でしたがそこで多くのことを学んで今に繋がっているので、その会社にはとても感謝しています。

そこから独立する形でようやく念願の故郷に戻ってくることができ、今は都会で培ったマーケティングの知識を活かして地元に貢献しようと頑張っているところです!

現在のお仕事(活動)について教えてください。

甲賀市専門の地域情報アカウント『田舎のカワズ王』(@koka_kaeru)を運営しています。

https://www.instagram.com/koka_kaeru/

仕事はSNSを中心にした発信支援で、地域のお店や企業の集客・採用をお手伝いしています(撮影/文章作成/投稿設計/広告設定/結果の見直しまで伴走)。あわせてクラウドファンディングの伴走支援や、補助金・助成金を使った事業づくりのご相談も受けています。

地域に住む人とのリアルな繋がりを大切にしながら、webの強みもしっかりと活かす「オフライン×SNS」の発信方法を甲賀市で広めていきたいと思い日々奮闘しています!

Uターン移住して意識、気持ちの面で変化はありましたか?

一度外で暮らしたからこそ、甲賀の良さを前より強く感じるようになりました。人がまちを大切にしていて、「自分たちで良くしていこう」という動きがあちこちにあります。

また、都会と比べて「個人」の存在感が大きく、何かを新しく始めようとすれば、すぐに誰かが協力してくれて応援される雰囲気があるので、とてもフットワークが軽く動きやすいです。

都会にいた頃は「自分も歯車のひとつ」という気持ちでしたが、甲賀市で生活していると自然と「この町を一緒につくる一員」だと感じられるようになりました。

今後、取り組んでみたいことはありますか?

「若者同士のつながりの希薄さ」に課題意識を感じており、甲賀市で何かを新しく始めようとする若者の挑戦を後押しし、みんなで助け合うコミュニティを作ろうとしています!オンラインでもオフラインでも気軽に交流できる場を設け、誰かの「やってみたい」に自然と共感者が集まって実現させるための仕組みを作っていきます。

それによって「甲賀市なら自分のやりたいことが実現できる」という文化を作り、自分と同じように市外からUターンや移住をする若者をもっと増やして町をより元気にしていきたいと考えています!

最近では、世代を超えた地域の繋がりを強めるために「市民交流会」と称した地域イベントを自主開催したりすることで、人と人との出会いの場を作り出すことにも注力しています。